FOOD / 2021.11.15
激レアコラボが目白押し!「カレー大作戦」の仕掛け人・三嶋達也に聞く、イベント誕生秘話。(1/2)
緊急事態宣言の解除に合わせて、スタートした「心斎橋ネオン食堂街」初のフードイベント「カレー大作戦」。11月5日〜18日までの間に7つのコラボカレーをサーブするほか、心斎橋PARCO館内21店舗が参加するカレー食べ歩きスタンプラリーも実施し、先着順で景品もプレゼント!今回は、そんなイベントの仕掛け人でカレー研究家の三嶋達也氏をお招きし、イベント旗揚げの裏バナシをお伺いしました。
——今回、めちゃめちゃ豪華なコラボカレーばっかりで、正直ビビってます。そもそもイベントを心斎橋PARCOでやるキッカケはなんやったんですか?
心斎橋PARCOの方から「カレーのイベントプロデュースしてください!」って打診を受けていたんですよ。で、どんなイベントができるかな〜って考えているときに[TANK酒場/喫茶]の古谷さんと繋がって。「うちのスペース使って、全然やっちゃってください」と、言っていただけたんですよね。この場所が使えるんやったら、いいイベントができそうやなあ〜って思って引き受けたことがキッカケで。実際に動き出したのは1年くらい前やったかな。
——なるほど。三嶋さんといえば「口癖はカレー」ですよね。今回の「カレー大作戦」はどんなコンセプトがあるんでしょう。
まずは、ミナミっぽい匂いがするスパイスカレー店をブッキングしたいなって考えたんですよ。心斎橋PARCOっていう立地でやるなら、そこは大事だなって。あとは、コラボカレーを出すってところ。このイベントでしか食べられないスペシャル感が欲しくて。
——コラボカレーって確かにそうかも。そういうレアな感じに惹かれちゃう気持ちめっちゃわかります。
あとは、直近でイベントに出演していないお店を揃えることも重視しましたね。スパイスカレー好きの人ってスパイスカレーのイベントがあると、必ずと言っていいほど足を運ぶんです。そういう方たちにも「しばらく食べてないし嬉しいなあ」と、思ってもらいたくて。あとは、お店で食べるのと遜色ないクオリティかそれ以上のものをサーブできる環境を用意することに注力しましたね。
——と、いうと……?
スパイスカレーに限った話じゃないんですが、フード系のイベントって一杯500円とかで、紙皿でサーブするのがベースになりがちですよね。でもそれって本来のクオリティと比べるとグッと下がっちゃうと思うんですよ。どうせやるなら、本気のヤツを食べてもらいたいじゃないですか。だから値段設定とか、食数とか、サーブの仕方とか、出店者側に決定権を渡せるようにしたんですね。
——はー、どうりで豪華やし器もしっかりしてるワケだ。
でもこれって、マジでPARCOさんが寛容やからできたことで。普通イベントにするなら、食数とか値段とかある程度決められるワケですよ。だって、そっちの方が採算取りやすいですから。でも「三嶋さんと出店者さんがやりたいようにしてください!」と、完全に任せてもらえた。そのおかげで、こんなイカれた形式でイベントが実施できたなと。食器については[TANK酒場/喫茶]の古谷さんが「うちの食洗機とか使ってええよ」って言うてくださったんで。ほんとに協力してくれている人たちに感謝ですね。