ART&CULTURE / FOOD / OTHER / 2022.05.31
水原希子が心斎橋PARCOにやってきた!(3/4)
2022年5月20日から、14F PARCO GALLERYにて開催中の水原希子・茂木モニカ 写真展「夢の続きDREAM BLUE」に合わせて、なんと希子ちゃんが心斎橋PARCOに遊びに来てくれました! B2F「心斎橋ネオン食堂街」や10F医療ウェルネスモール「Welpa」など、心斎橋PARCOの注目スポットを、親友である写真家・茂木モニカさんとクルージングしたスペシャルコンテンツをお届けします!
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ModelKiko Mizuhara
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PhotoMonika Mogi
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TextYuji Iwai
水原希子と写真家・茂木モニカ。無二の親友だという2人が手掛ける写真展『夢の続き DREAM BLUE』。奇跡の瞬間だと語る特別な写真の数々はどのようにして生まれたのか。心斎橋PARCOに来てくれた2人に話を聞きました。
ことの始まりは5年前。希子ちゃんがLAに長期滞在していた時のこと。親友の写真家・茂木モニカさんとLA在住のクリスティンの3人で旅に出ようとなり、仕事としてではなく、心許せる仲間だけで、ただ自由に、遊びながら、写真を撮る旅に出ることに。
「一台の車に乗り込んで3人で自由に走らせながら、その場でアレンジしながら、3日間撮り続けたんです。“いまここすっごい綺麗じゃん!”ってなれば車を停めて、“ここだったらこういうテーマでこんな服はどう?”とかアイデアを出し合いながら旅をしました。何かを深く考えていたわけではないんです。ただこの3人で撮影と旅を楽しんでいただけで。写真が出来上がった時も“いいのに仕上がったね! よかった!”ぐらいの感覚で、ヌードということもあったしすぐに出せる状況ではなかったからとりあえず置いておこうってなって。だから本当に“旅の記録”として撮ったもので、私たちにとっては遊びの延長だったし、もちろんなんのストレスもなかった。仕事っていう感覚はまったくなかったから」(水原希子)
「いま考えれば、その“仕事じゃない”感覚が、とてもピュアでスペシャルだったんだと思います。最初に写真集を作ろうってなっていれば、きっとビジネスのことから考えるだろうし、やりたいことよりやらなければいけないことが先行する。今回の旅ではカリフォルニアのシエラネバダって場所に行ったんですけど、そこは私が何度か訪れていた場所で、ただ愛する友達を連れて行きたかったという感覚だった」(茂木モニカ)
3日間という短い旅ながら、それがとても濃密な時間であったことは、スペシャルな写真の数々を見れば容易に想像がつく。そんな奇跡の瞬間を写真という記録に残した後、世の状況が一変。それぞれの置かれた立場や状況も変わり、心境も変化していくことに。
「いつか必ず世に出したいよね、とモニカと話してはいて、ずっと温めていたんです。そうしているうちに、モニカがNYに拠点を移したり、私も転機を迎えたり、色々とありながらも、そこにコロナが起きて、世の状況が一変した。その時に改めてこの写真を見た時に、こういう自由な瞬間ってとても尊いものだと再認識したんです。あの時間はすべてが自由で、とても特別なもので、ある意味でラグジュアリーなもの。ピュアなマインドで、それぞれがプロとしてクリエイションしたもの。だからこそ、この写真をいまの世に出すべきなんじゃないかってなったんです」(水原希子)
「いまもう一度あの撮影をしようって計画しても、あの時の感覚ではもうできない。ただ良い写真を撮ろうと感覚的に動いていたし、時間が経って見た時には、そこにはとても自由があったから。いつか世に出したい気持ちはあったけど、それがこのタイミングだったのも自然なことだと思うんです」(茂木モニカ)