FASHION / FOOD / 2023.06.15
PARCO CRUISE
山下幸輝×KIOC’ POP UP/MACAPRESSO/mimi33|記憶と結びつく、心くすぐるファッション&スイーツを求めて(1/3)
いまもっとも注目を浴びる若手俳優のひとり、山下幸輝さん。5月にはPARCOとタッグを組み、アパレルブランド「KIOC’(キオク)」をプロデュース。ローンチを祝し、甘い記憶やほろ苦い記憶が交差する自身の故郷――大阪・心斎橋PARCOでPOP UP開催&PARCO CRUISE決行。思い入れ深いお気に入りのKIOC’の服を纏って、同ブランドのPOP UPと韓国発の“太っちょマカロン”を日本で味わえる「MACAPRESSO」、3000種類以上の豊富な品揃えで耳元のドレスアップを提案する「mimi33」をショップクルーズ。
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PhotoSachiko Saito
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Hair&MakeMegumi Yoshii
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TextHisako Yamazaki
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EditRIDE inc.
心斎橋PARCOで「KIOC’」のPOP UPを開催
山下幸輝さんプロデュースによる新ブランド「KIOC’(キオク)」のPOP UPが5月24日(水)〜28日(日)まで心斎橋PARCOで開催された。「大阪は僕にとってホーム。心斎橋は高校生のときから頻繁 に友達と遊びに行っているし、御堂筋を夜中に一人で訪れて、 自転車で滑走した記憶も。そういう場所で自分がプロデュースしたブランドが販売されるというのは、すごく嬉しいです。なんか、本当に夢みたいな感じ。自分のなかにある思い出とか、昔の記憶をたどりながら服を作りたいなと思って、ブランド名を『KIOC’』にしたんです。この商品を手にした人の記憶にも、残ってほしいなという想いも込めて」。山下さんの10代の思い出と記憶が交差する場所――心斎橋PARCOで、KIOC’のPOP UPが開催されたのは単なる偶然ではなく、彼の記憶が導いた運命だったのかもしれない。
変化球ある小物も豊富にラインナップ
「こだわりがある、おしゃれなブランドショップにはペンやステッカー、コップなどのかわいい小物が置いてある。そういう変化球と言いますか…意外なラインナップって、なんかいいですよね」。そう語るように、KIOC’はTシャツ、パーカー、キャップ、ソックス、サコッシュ、トートバッグなどのアパレルアイテムに加えて、歯ブラシ、プラカップ、ステッカー、キーリング、コームなどのスペシャルな小物が豊富に揃う。「こういう仕事をしているので、僕はいつも歯ブラシを持ち歩いているんです。マグカップもあるので、家で歯ブラシと一緒に使ってもらえたら嬉しい。ステッカーやキーリングに登場する動物は、僕が描きました。名前は特になく、あえて呼ぶなら…“ヤツ”みたいな(笑)。その場のノリで描いたので、正直、動物なのかもわかりません。でもたぶん動物。アンテナみたいな尻尾があるから(笑)」
KIOC’というブランドが体現した山下幸輝の夢
「洋服が好きで、いつかアパレルブランドを作ってみたいなと思っていたので、お話しをいただいたときは本当に嬉しくて!それもPARCOさんと取り組めるということで、プロジェクトがスタートしたときからすごくワクワクしていました。打ち合わせを重ねるごとに、徐々に商品ができあがっていって…『タイダイTシャツできました!次はステッカーを作るので写真をください』など、『わぁ、できてきてるやん!』って打ち合わせのたびにめっちゃ楽しくて、僕自身が一番ワクワクしていました。着てくださる方も喜んでくれたらいいなと」。
コレクションのなかで、山下さんのお気に入りはタイダイ柄のTシャツだそう。「夏にサラッと1枚で完結できるようなTシャツを…と思って作ったのが、いま着ているタイダイTシャツ。僕の一番のお気に入りなんです」。“Dream Until It’s Your Reality”(夢をみよう、それがあなたの現実になるまで)――Tシャツの背中に入ったメッセージは、KIOC’というブランドを通して自身の夢をまたひとつ叶えた山下さんの生き方とシンクロする。
POP UP SHOPで彼は何を感じたのか
KIOC’のPOP UP初日には、オープン前からたくさんのファンが長蛇の列をなした。アイテムを購入したひとり一人に、山下さんがオリジナルキャンディを手渡してファンの方々と交流。訪れた人にとっても、甘く美しい記憶に残る1日にとなったにちがいない。「僕の服好きはファンの方も知っているので、KIOC’のリリースを発表したとき、『おめでとう!』とたくさんのメッセージをいただきました。ちょっと前まで、ファンのみなさんと直接会える機会が少なくなっていたんです。今日、こんなに近い距離感でおしゃべりできて、『これだ!』って(笑)。直接会って、キャンディをお渡しして目を見ながら『ありがとうございました』と言葉を交わして…キャッチボールではないですが、生でなにかが返ってくる。このライブ感が自分にすごく合っていて楽しいから、これからもこういうことをしたいなと改めて感じました。会いに来てくれている実感が得られて、本当に感謝しています」