ART&CULTURE / 2022.03.13
Vol.3『MIRRORLIAR FILMS Season2』山田孝之独占インタビュー(1/3)
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PhotoYuto Yamamoto
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EditAya Shimada (Roman Naya)
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TextNaohiro Sekido
―作品作りに関して、俳優として活動する時と、『MIRRORLIAR FILMS』プロデューサーとして活動する時で向き合い方に違いはありますか?
山田:俳優は、脚本からその人物そのものになる。プロデューサーは作品づくりにおいて、企画、キャスティング、予算、PRなど全てを決めないといけません。同じ空間にいるけど、全く別の仕事です。でも、ひとつの作品を作り上げるという姿勢に違いはないですね。
―実際に作品を作っていく中で何か感じたことはありましたか?
山田:何十年と俳優としてカメラの前で映画製作の場にいたけれど、いざ制作側としてカメラの後ろに回ったときに見え方が全く変わるんですね。現場にいる人全員で協力してアイデアを提案して、同じ方向に向かってひとつの作品を作り上げられたので嬉しかったです。
―本プロジェクトでは、初監督をされる方も多数いらっしゃいますよね。
山田:シーズン2だと柴咲コウさん、志尊淳さん、阿部進之介さんが初監督に挑戦しています。みんな「ホントに楽しかった!誘ってくれてマジでありがとう!」って言ってくれるので、オファーして良かったなあと感じていて。映画仲間を増やすことが企画を立ち上げた意義でもあるので、楽しんでもらえてなによりです。
―今作『The Little Star』では、大阪の堺市を舞台に撮影を行ったと聞きましたがいかがでしたか?
山田:市場のようなところでお食事をしている方々がいたんですけど「山田くん!写真撮ろう!」って気さくに話してくれる人達がたくさんいて。、大阪の土地柄なのかなと感じました。実はシーズン1の『暴れる、女』(武正晴監督)も堺市で撮影していて。堺市は、今までに映画を何百本も誘致しているみたいで、ロケ向きの場所がたくさんあってすごい良い街だと思いました。
―今作、はじめて紀里谷和明監督の作品に出演されましたね。
山田:いつも壮大な世界観で作品を作られる方なので、一度紀里谷和明監督とご一緒してみたいと思っていたんです。アクションシーンも頑張らせていただきました。短編映画なんですけど紀里谷組はとにかくシーン数が多くて、予定していたより撮影期間が伸びたのですが、楽しみながら取り組めたと思います。