FASHION / 2023.05.04

FACETASMデザイナー 落合宏理インタビュー(3/3)

FACETASMデザイナー 落合宏理インタビュー

日本を代表するブランド「FACETASM」のデザイナーであり、2021年よりスタートしたファミリーマートのオリジナル「コンビニエンスウェア」の監修を務める落合宏理氏。落合氏と大阪はあまり紐づかない気がするけれど、実は20年以上前から大阪には馴染みがあったという。BOREDOMSのEYƎ氏とFACETASMのカプセルコレクションのリリース前日、心斎橋PARCO店に訪れた落合氏にファセッタズムをはじめとしたクリエイション、そして大阪のことを聞きました。

  • Interview & Text
    Masashi Katsuma
  • Photo
    Shimpei Hanawa
—こちらの⼼斎橋PARCO店が関⻄では初めての直営店となりますが、この場所を選んだ理由を教えてください。
 
落合:僕は板橋出⾝なので、⼩学校から池袋PARCOによく⾏ってたんですよ。⾼校のころにはP'PARCO(ピーダッシュパルコ)というエッジの効いたPARCOもできて。毎⽇は⾔い過ぎですけど、ほんと頻繁に通ってたので、PARCOには昔から親近感がありました。3年前に、新しくてちょっと特別なPARCOが⼤阪にできると聞いて。元々、馴染みのある⼤阪に店舗を持ちたいという思いもあったので。すごくタイミングも良かったですね。
 
—⼤阪にはどれくらいのペースで?
 
落合:それこそ20代の頃は、EYƎさんたちが主催するパーティーのために毎⽉のように来てましたよ。味園(⼤阪を代表するディープスポット)の上のホテル?旅館なのかな?には友達が住んでましたしね。このPARCOのお店が出来てからは3ヶ⽉に1回くらいは来てるかな?
 
—最後に、⼤阪でよく⾏くお店やスポットはありますか?
 
落合:お店の名前が出てこないんですが、⼤阪といえばカレーが美味しいので友達によく連れて⾏ってもらいますね。ベタですが、アメリカ村の「ニューライト」も。カレーみたいなセイロンライスというメニューがあるんですが、⼤阪に来たタイミングではよく⾷べにいきます。あとは、原付も乗ってなかったのに40歳を超えてから⼤型免許を取って、2年前からモトクロスを始めて(笑)。めちゃくちゃ⼤きなオフロードコースが河内⻑野にあって、半年に1度ほど⾏きますね。

 

 

落合宏理

1977年⽣まれ東京都出⾝。東京⽂化服装学園卒業後、テキスタイル会社に勤務。2007年に⾃⾝のブランド「FACETASM」をスタート。2016年の「LVMH賞」では⽇本⼈として初めてファイナリストにノミネートされ、同年の「第34回ファッション⼤賞」では⼤賞を受賞。リオデジャネイロオリンピック閉会式にて注⽬を浴びた「フラッグハンドオーバーセレモニー」にて⾐装を担当。2021年よりスタートしたファミリーマートのオリジナル「コンビニエンスウェア」のデザインも⼿がける。