ART&CULTURE / 2023.07.18
京都発のロックバンド、台風クラブと心斎橋PARCOをクルーズ(2/4)
だれが言ったか、 “日本語ロックの西日”こと京都発のバンド、台風クラブ。彼らは、歌とギターの石塚淳さん、ベースの山本啓太さん、そしてドラムの伊奈昌宏さんによる3ピースロックバンド。今年に入り、2ndアルバム『アルバム第二集』をリリースし、今その名が全国に伝わりつつある3人組。梅田クラブクアトロでの初のワンマン公演を終えた翌日、彼らと心斎橋PARCOの気になるお店をぐるぐるっとクルーズしました。
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Model台風クラブ
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DirectionMasashi Katsuma【IMA:ZINE】
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Interview & TextYusuke Nakamura
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PhotoShungo Takeda(Cruise)・Takashi Hamada(Live)
続いて台風クラブが向かったのは「天狼院書店」。こちらは、過ごす、買う、学ぶなど“7つの顔をもつ書店”。デザインや写真などのゼミやイベントなども行われているブックショップで、店内には座敷やカフェスペースも。ショッピングの途中、ここで一息つくこともできる。
カフェでの人気は、その名も“元彼が好きだったバターチキンカレー”。実際「天狼院書店」のスタッフが元彼を落とすために作ったことがキッカケでメニューになったのだそう。6種類のスパイスが入る本格カレーだ。「あー、めっちゃ美味しい」(伊奈)、「カレーの中でもバターチキンで、かつトマトの酸味が利いているのが一番好きで。ばっちり」(石塚)と絶賛、メンバー全員すぐさま完食!
その後はブックコーナーをウロウロ。メンバーはそれぞれ純文学、SF小説、そして子ども向けのコーナーまで、じっくりと店内を確認。ほとんど撮影を忘れて、ショッピングのテンションに。ということで、それぞれが今、読みたい1冊をチョイスしてもらいました。
「ディストピアものが好き」な山本さんが選んだのは中国のSF小説、劉慈欣『三体 II 黒暗森林(上)』(早川書房 ¥1,870)
「最近、金原ひとみの作品を文庫で集めてて。『アタラクシア』は面白かった」と石塚さん。金原ひとみ『アンソーシャル ディスタンス』(新潮社 ¥1,870)
伊奈さんは、松島浩一郎『名列車 透視図鑑 ~鉄道開業150年~』(小学館 ¥2,090)をセレクト。「電車好きなので。これは大人向けでもある」